上村遼太さん殺害事件について
川崎市の多摩川河川敷で、中学1年の上村遼太さんが殺害された事件が話題になっています。18歳の主犯格の少年は犯行を認めており、事件解決は時間の問題というところまできています。この事件で悪いのは、もちろん犯人です。加えて今回の場合は18歳少年の父親も「犯行時間に息子は自宅にいた」との証言をしていたことから、悪であることが言えるのではないだろうか。息子の犯行を知っていたにも関わらず隠避していたかも知れません。
そして、このような事件では、被害者側の親は、なぜ殺害される前にわが子を守れなかったのかをじっくりと考えるべきです。いくら子供が「親に心配をかけられない」と考えていたとしても、親が察してあげられるタイミングはいくらでもあったように思えます。とくに今回の場合は、アザだらけの顔で帰ってきたときに、もっとわが子を守るべき行動がとれたのではないでしょうか。上村遼太さんの家族は母親と5人の子供の6人家族ということのようです。母子家庭ですし、子供の数も多いので、母親が必死に働かなくてはならないのは重々わかります。しかし、小さな子供を育てるのは親の義務です。子供の悩みを聞いてあげるのも親の仕事です。朝早く夜の帰りが遅いからできませんでした、なんて甘え以外の何ものでもありません。特に父親がいないのですから、踏ん張らなければいけません。一人の力ではできないと思うのなら、人の手を借りてでも子供を育て上げることが必要なのです。人に頭を下げ、誰かに助けてもらうための努力をすべきです。
さて、母子家庭はどうしても貧困率が高くなる傾向があります。母親は少しでも貧困にならないように、必死に働く傾向にあります。ただ、働くことが最優先にならないようにしてほしいと思います。子供を育てることが目的なのです。そのために必要なお金を稼いでいるということを忘れてはならないのです。
関連記事
-
-
下流老人は男性ばかりではない
■ 下流老人と言えば 最近よく耳にするようになった 下流老人 という言葉。 生活
-
-
アラフォー貧困女子の実態
アラフォーで貧困女子になる理由 貧困女子は若い世代ばかりではない。 アラフォーにも生活困窮者がい
-
-
40代の婚活女子 結婚できる人できない人の違い
婚活に必死な40代女性たち 40代になっても婚活に必死な女性が増えています。 幸せを獲得するため
-
-
ピーターパン症候群な貧困女子
ピーターパン症候群が原因で普通に暮らせない貧困女子 あまり知らせていませんが、ピーターパン症候群の
-
-
読者モデルの貧困生活
読者モデルは職業ではない 読者モデルをしている33歳の女子は、 本物のモデルを目指して奮闘中。
-
-
年収800万円の女性が介護離職でどん底人生へ
介護離職で失う普通の生活 キャリアウーマンと呼ぶにふさわしい33歳の女性が、 介護離職により貧困
-
-
マタハラを受ける貧困女子たち
マタハラの実態 働く女性が妊娠や出産を理由に退職を迫られたり、 嫌がらせを受けたりするマタニティ
-
-
ワーキングプアから抜け出せない30代女性たち
ワーキングプアに苦しむ30代女性 働いているのに生活が楽にならないワーキングプア。 その多くは3
-
-
保育士 仕事はキツイし給料は安いしやってられない
■ 保育士を希望する女たち 保育士の給料は比較的安く、そのうえ仕事はハードであると テレビ等のメ
-
-
ロスジェネ世代の貧困女子
ロストジェネレーション世代の貧困女子 ロストジェネレーション世代 と呼ばれる人たちの中に、 貧
- PREV
- 介護職の貧困女子 あやこ
- NEXT
- 父親からの性的虐待 絵美