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父親からの性的虐待 絵美

公開日: : 最終更新日:2015/07/02 取材報告

絵美さん(21歳・仮名)は、1ヶ月の手取り収入が7万円もありません。
その原因は父親からの性的虐待です。

母は私が小学2年生のときに他界しました。このとき、父親がひどく落ち込んでいたのを今でも覚えています。
母の死後、父親は男手ひとつで一人娘の私を育ててくれました。
父はタクシーの運転手をしており、ほとんど家にはいませんでした。
夜勤もあるため、夕飯はほとんど祖母と食べる生活でしたが、父が働いてくれるから学校にも行かせてもらえるんだという気持ちがあり、寂しい気持ちを押さえていました。
小学5年の夏、優しかった祖母も病気で他界しました。それからは、父と2人の生活でしたが、父は相変わらず仕事が忙しいため、家のことはほとんどしてくれませんでした。特に食事はひどいものでした。
具が何も入っていないお好み焼きを1週間食べていたこともあります。
後から知ったことですが、父の収入は不安定だったうえに、母を失った寂しさから、キャバクラ通いが多かったようです。
同級生の子たちが外で遊んでいる時間に、私は洗濯や掃除、食事の準備までこなしていました。

高校に入学すると、放課後にアルバイトをして家計を助けました。
父は寡黙でおとなしい性格だったせいか、あまり話をすることもありませんでした。ただ、お酒を飲むと人が変わったように威張りだし、もっと稼いでこいと要求するようになりました。さらに、私の身体まで求めるようになったのです。
私の初体験の相手は実の父親でした。
それ以来、父は深酒をするたびに私を求めました。私は嫌でたまりませんでしたが、母を失ったときの悲しそうな父の顔が、脳裏にこびりついているため、強く抵抗が出来なかったのです。

高校3年の冬休みのことです。
父が再婚相手を連れてきました。そして、その日の夜、高校を卒業したら、家を出るよう言われました。今まで父を支えてきたのに。
掃除、洗濯、食事作り、さらには夜の相手までしてきたのに。

ショックを受けながらも、父の要求通り、卒業と同時に家を出て、一人暮らしを始めました。パチンコ店で働いていたので、生活はなんとかなりました。家賃3万円のアパート暮らしで、けっして裕福ではありませんでしたが、徐々に一人暮らしにも慣れてきました。

そんなときです。ときどき、父が訪れるようになったのは。
再婚相手とケンカするたびに私の家にきて数日泊まっていきます。
そして、必ず私を抱いて帰るのです。
自分の生活が壊される悔しさと、いつ父が来るかわからない不安感から精神的におかしくなり、ついにはうつ病と診断されました。
それからは仕事を休みがちになり、本当に生活が苦しいです。
今でも父の訪問はありますが、その都度3,000円を置いていってくれます。
そのせいもあって、この泥沼の生活から抜け出せずにいます。

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