*

貧困女子 自己責任なのか

公開日: : 最終更新日:2015/08/09 コラム ,

先日、あるテレビ番組で貧困女子が自己責任か
という内容で討論していました。
この話はネットニュースなどでも話題になっています。

貧困女子の対策が必要と言っているジャーナリストは、
全ての貧しい人たちを等しく助けるべきとの持論を
展開していました。
景気が悪くなり、職を失った人たちを国が助けるのは
当然という考えなのでしょう。
誰しも不景気を望んでいるわけではありませんし、
失職を望むわけもありません。
このジャーナリストの考えも正しいと思います。

一方で、ある実業家は、貧困女子は自己責任だと言います。
たとえ失業しても、景気が良かったときに資産形成をしていれば
いいだけの話というわけです。
計画的に資産形成をして老後も収入があるように人生設計を
している人もいるのだから、たかが失業しただけで
貧困女子になるのは自己責任であるという発想です。
この考え方もまた間違いではないと思います。

おそらく、この議論に正論などないし、
どのような場合からが自己責任ではなくなるのか
という線引きもできないと思います。
だからこそ、生活保護制度の仕組みは複雑であるし、
支給を判断するにも慎重にならざるを得ないのだと
思います。
誰でも簡単に生活保護を受けられる世の中だったら、
国民の労働意欲は失せていくし、税金がいくらあっても
足りなくなります。

以前、お話を聞いた30歳の女性は、
「自分の収入が少ないのは自分のせいではない」
と自信を持って言っておられました。

その女性は、29歳のときまでは中堅の建築関係の会社に
勤務していました。その時の年収は500万円です。
ところが、仕事ができるせいか、彼女への仕事の
要求は徐々にエスカレートしていったそうです。
所得は増えるのは嬉しいけど、求められる業務は
難しくなる。当然のようだけれと、彼女にとっては
強いストレスだったようです。
結局はストレスに耐え切れずに自主退職。
今は月収10万円のフリーターをやっています。

自分が正社員として再就職しようという気持ちになれないのも
今の所得が少ないのも、以前勤めていた会社の上司のせいであり
自分のせいではないということのようです。

結局のところ、貧困女子が自己責任かどうかは、
貧しくなった経緯や得ている所得の問題ではなく、
自分自身がどのように考えているか
なのかもしれません。

関連記事

貧困女子の就職活動

■ 就職活動のスケジュール変更 2016年3月1日、2017年入社の就職活動がスタートしました。

記事を読む

貧困女子の賃貸アパート

貧困女子の家賃相場 貧困女子の住む家は、安アパートであることが多いです。 お金がないのだから、当

記事を読む

キャリアウーマンだった女がなぜ貧困女子になったのか

キャリアウーマンだった女が一転して貧困女子になってしまった理由 有名女子大学を卒業し、大手IT企業

記事を読む

貧困女子 40代負け組世代

貧困女子 40代負け組 40代の貧困女子は、世間からは 「かわいそうな女」 という冷た

記事を読む

男に好かれる貧困女子

貧困女子でも男に好かれるなら問題なし? 貧困女子と言えば、お金もなく孤独に暮らしている 印象があ

記事を読む

産後クライシスになった貧困夫婦

■ 産後クライシスになると幸せな結婚生活ではなくなる 産後クライシスとは、出産後に夫婦仲が悪くなる

記事を読む

保育士 仕事はキツイし給料は安いしやってられない

■ 保育士を希望する女たち 保育士の給料は比較的安く、そのうえ仕事はハードであると テレビ等のメ

記事を読む

「おひとりさま」を覚悟した女

「おひとりさま」という人生 先日、テレビの特集で「おひとりさま」の生活を 取材していました。

記事を読む

貧困女子をねらった資格ビジネス

貧困女子を食い物にする資格ビジネス詐欺が横行しています。 英会話、パソコン系の資格、花嫁修業系の資

記事を読む

マイルドヤンキーという生き方

マイルドヤンキーという生き方は幸せだろうか 貧困女子を語るうえでマイルドヤンキーの生き方を知ること

記事を読む

ロスジェネ世代の貧困女子

ロストジェネレーション世代の貧困女子 ロストジェネレーション世代

奨学金という借金地獄から抜け出せない

奨学金の返済に苦しむ貧困社員 貧困家庭で育っても大学に進学したい。

貧困女子の冷え切った年越し

貧困女子の寂しい年越し 2018年になりました。 今年こそ、明

シングルマザーが貧困女子になる可能性

シングルマザー = 貧困女子 なのか シングルマザーは仕事も育ても家

結婚すれば何とかなると思っていた貧困女子

貧困女子 結婚すれば何とかなると思っていた 貧困女子が普通の暮らしを

→もっと見る

PAGE TOP ↑