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シングルマザー貧困女子の地獄

公開日: : コラム ,

貧困女子の中でもシングルマザーはまさに地獄のようだ。
母子家庭で子供を育てるのは確かに大変だ。
しかし、各種手当てが充実している現代において、
そこまで苦しいものなのだろうか。

明美さん(33歳・パート)は22歳のときに
できちゃった結婚をした。そのときは彼と結婚できる
喜びもあり、幸せいっぱいだった。
しかし、妊娠9ヶ月のときに旦那が会社の女性社員と
浮気をしていることが発覚する。
子どもが生まれた後も、旦那との言い争いは続き、
子どもが1歳になった頃に、明美さんが出ていく形で離婚した。
養育費は一切もらっていないという。

離婚後は正社員で働く母親のもとに身を寄せた。
家事と育児は彼女が全てやっていた。
明美さんは高校3年のときに父親を病気でなくしている。
そのため、女手2つで子育てをした。
母親は優しく、尊敬もしており昔から仲も良かったため、
離婚後もそれほど不幸な感じはなかった。
しかし、2011年3月11日の東日本大震災が彼女を
不幸のどん底に陥れた。

彼女の実家は埼玉県だが、母親は東日本大震災の日、
たまたま岩手県の陸前高田市に旅行に行っていた。
そして、未だに母親の消息はわかっていない。
おそらく津波にのまれたのだろうとのことだった。

震災から数ヶ月は毎日泣いて過ごしていたが、
7万円の家賃が払えず、部屋を出されることになる。
しかし大家さんが状況を理解してくれ、別の場所にある
1DKのアパートを2.5万円で貸してくれると言ってくれた。
本来そのアパートは家賃3.5万円の単身者用だったが、
特別に子供と暮らしてもいいと言ってくれた。

今現在、明美さんはパートで稼ぐ月9万円の給料と、
児童扶養手当の42,000円で生活をしている。
彼女は大学卒業後すぐに結婚したため、社会人としての
経験がまるでなかった。
そのため、正社員の求人に応募しても面接にすら呼ばれない
という。パートでもフルタイムで働くことは可能だが、
そうなれば子供を学童保育に入れなくはならないため、
生活に使えるお金は今とあまり変わらないらしい。

明美さんはギリギリではあるが何とか子育てを頑張っている。
しかし、よくよく話を聞いてみると、無知であることに気が付く。

彼女は子供の給食費を払っている。
さらには国民年金も満額納めている。
そして、彼女自身の医療費も3割分しっかり支払っている。
本来であれば、状況から考えて「就学援助」が受けられる。
その申請をしていないばかりか、就学援助を知らなかったと言う。
国民年金にしても、全額あるいは一部免除の制度があるが、
それも知らなかったという。
児童扶養手当をもらっているのだから、彼女本人の医療費も
申請すれば戻ってくるが、そのことも知らない。
母子家庭で子供を育てているにも関わらず、
援助等についてあまりにも知らないことが多いのだ。

シングルマザーに限った話ではないが、
貧困女子は様々な情報に疎い場合が多い。
援助や手当などはほとんどの場合、申請しなければ
その恩恵は受けられないのだから、
役所に相談に行くなりして、現状をより良くする努力を
するべきなのである。
シングルマザーならば、それも母親としての務めだと考える。

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