若年者の貧困は親の責任でもある
■ 若者の貧困は親の育て方が悪かったせい
若者の貧困が問題になっており、
ニュース等でも大きく報じられています。
年功序列の時代ではなくなったとはいえ、
普通に働いていれば、それほど貧困にはならないようにも
思えますが。
貧しい暮らしをする原因は、一番は本人にあると思います。
しかし、親の育て方にも問題があると考えます。
貧乏暮らしをしている20代の若者数人に話を聞いたところ、
親の教育に関して、2つの共通点がありました。
1つは幼少期に遊びから帰ってくる時間が明確でなかったこと。
このことで、大人になってから時間にルーズなる可能性が
高いと考えられ、社会人になっても定時刻に出社することが
できなくなります。
2つ目は、健康管理について厳しく言われなかったこと。
手洗いやうがい、歯磨きなど基本的なすら教わってこなかった
と言っていました。
当然ながら、健康管理ができなければ、社会人としては失格です。
まともに働くことなどできません。
■ 貧困が連鎖しない場合もある
「貧困は連鎖する」
とよく言われます。
このことについて異論はありません。
事実、片親に育てられ、子供のころから貧乏だった人が、
大人になっても貧困であるという話はよく聞きます。
しかし、連鎖しない場合も少なくありません。
父親が商社マンで年収1,500万円あるという
20代の女性もまた生活困難者です。
彼女の場合は、とにかく勉強しろと言われ続け、
その反発心から勉強が嫌いになりました。
また、いくら勉強ができても父親のような性格になるのなら、
むしろバカでいいと考えるようになったと言います。
ただ勉強しろと頭ごなしに言われても、
やる気が起きる子は少数派です。
親自身が高学歴で、高収入であっても、
学問の楽しさとか、将来への生かし方を教えられなければ、
良い結果など生まれません。
■ 貧困女子になったとしても
仮に貧困女子になったとしても、ある程度のところで
立ち直れる人もいます。
追い求めている夢を持ち続けながらも
このままじゃいけないと働き始める女性。
仕事が長続きしなかったけれど、
無職ではダメだと就職活動には真剣に取り組む女性。
このような立ち直れる女性たちは、
親の踏ん張るところを見てきた人たちだと思います。
多少貧乏であったとしても、絶対に子供を育て上げると
奮闘していた親の背中を見ていたからだと思います。
結局、だらしなさすぎて、ギリギリのところで
踏ん張れない親を見て育つと、
自分も適当でいいと勘違いしてしまうのかもしれません。
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