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貧困女子の就職活動

公開日: : 最終更新日:2016/03/18 コラム

■ 就職活動のスケジュール変更

2016年3月1日、2017年入社の就職活動がスタートしました。
昨年度は8月スタートでしたが、今年はかなり早まりました。

8月スタートの問題点として、早めに内定を出した中小企業に対し、
内定を保留する学生が多く見られたことです。
大手企業の内定が大幅に遅れれば、当然の結果です。

この問題を踏まえた形で、今年は3月スタートになりました。
ここ数年、就活スケジュールがコロコロ変わっています。
そのため、先輩のアドバイスのありがたみが半減するという
嘆きがあるようです。

就活生の嘆きはこれだけではありません。
最近話題になっている「オワハラ」です。

内定を出す条件として、応募中の他社にその場で電話し、
面接キャンセルや内定辞退を強要するやり方です。

「ノー」とハッキリ言うのが苦手な学生が、
しぶしぶ他社の選考を辞退することが多いようです。

他社に採用される補償がないため、相手の言いなりに
なりやすいかもしれませんが、入りたくない会社に
無理に入らず、最後まで就職活動に精を出すことが
最善だと思います。

■ リクルートスーツを300円で買う

貧困女子にとって、就職活動は今後を左右する大きな
イベントです。

「奨学金で3流大学を卒業します。」

こう語るのは、栃木県にある私立大学3年生の
美羽さん(21歳・大学生)です。

彼女は母子家庭で育ち、現在も母と2人暮らしをしています。
大学に行けるような経済状況ではなかったものの、
機械を作る会社に入りたいという夢を叶えるために、
奨学金で大学に入学しました。
在学中もアルバイトをして、学費や交通費を稼ぐ苦学生です。

美羽さんは2017年度の入社に向けて、就職活動をスタートしました。
しかし貧乏な彼女は、予定外の出費がかさむと言います。

母の後押しもあり、地元の栃木を出て東京の会社を希望しています。
そのため面接などで上京する交通費が高くつくのです。

「リクルートスーツはバザーで300円で買いました。」

彼女は笑いながら言いました。
交通費やスマホ代を捻出するだけで大変な彼女にとって、
リクルートスーツごときに何万円も出していられないそうです。

■ 会社説明会で書かされるアンケート

会社説明会に行くと、同時に筆記試験やアンケートを
やらせる会社は多くあります。

そこで美羽さんが嫌な思いをすることがあります。
それはアンケートの内容です。

志望動機や人物像などは問題なく書けるのですが、
家族構成を書かされるのが嫌だと言います。
母子家庭ということがバレるからです。

大学の先輩などの話で、女子は特に母子家庭の子は
敬遠されると聞いていたからです。
確かに昔ほどではなくなりましたが、両親の離婚歴や
実家住まいかなどを気にする企業はあるようです。

美羽さんの就職活動はまだ始まったばかり。
希望の会社に入社し、奨学金を返済できるよう
頑張ってほしいと願います。

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