男女の賃金格差を気にする女性たち
日本には男女の賃金格差が存在する
昔に比べ女性の労働環境が良くなった現代の日本でも
男女の賃金格差は存在します。
その差を当たり前と思うか、理不尽だと思うかは
その人次第です。
男女の賃金格差の現状
最近の国税調査では、会社員の平均収入は410万円です。
しかし、男性500万円に対し、女性は270万円という
大きな格差が存在します。
そして、過去30年ほどのデータを見ると、
男女の平均収入の差はほとんど縮まっていません。
30年前と今では、女性の働く環境は大きく異なります。
女性の役員数の増加、産休や育児休暇などの法律の改善、
セクハラ排除の風潮など、かなり働きやすくなっています。
さらに女性の能力の高さも認められるようになり、
新卒採用においては、男女で賃金格差がない企業が
ほとんどです。
ところが、男女の賃金格差は変わらず存在するのです。
その理由は、日本人の価値観、道徳にあります。
・子育ては女がするもの
・子供ができたら男は今まで以上に稼ぐべき
このようにすべきと決めつけられるのはイヤだし、
自分らしく生きたいと言う人がほとんどなのですが、
現実的には、男性は奥さんよりも稼いでいなければ、
情けないと思いますし、女性は率先して育児を担当します。
子供が生まれたときに、
「これから主に働くのはどっちにする?」
という話し合いをする夫婦はほとんどないでしょう。
これは昔も今も、男が主に外で働き、女性が子育てを
するほうがうまくいくと考えている人がほとんどだという
証拠なのです。
男女の賃金格差を気にする女性
昔に比べ、専業主婦をする女性は減っています。
但し、結婚や出産を機に仕事を辞める女性は
男性に比べれば圧倒的に多いです。
これは生物学的に見ても、日本人の価値観的に見ても
自然の流れだし、あえて変える必要はないと思います。
ただ現代は、女性は家にいて主人のお世話をするという
時代ではないので、子育てが落ち着いた頃に
女性がバリバリ働いても良いと考えられます。
女性は働くことができない期間があるゆえに、
賃金格差はなくなりませんが、
これは問題ないと考えてよいのではないでしょうか。
しかし女性の中には、この差が許せない人もいます。
それも人それぞれの価値観なので、
格差が許せないのであれば、男に負けないくらいの
働きをしてお金を稼げばよいだけです。
男性に勝ちたがる女性
賃金に限りませんが、やたらと男性に勝ちたがる女性がいます。
このような女性の中には、起業して高所得者になる人や
有名人になり男に頼らなくても裕福な生活ができるようになった
人もいます。
一方で、女性でも一人の力でやっていけると意気込んだ
ものの、社会の荒波に押され、正社員でいることも
かなわず、貧困女子に成り下がる女性もいます。
どのような人生でも構わないのですが、
世の中、男と女しかいません。
性別の異なる者同士で勝ち負けを競うのではなく、
お互いの長所を生かした生活が望ましいのです。
そして、相手を尊重できる良い夫婦になることも
素晴らしい選択肢のひとつなのです。
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