ネイルサロン経営者の貧困女子
事業経営者になってもやっぱり貧困女子
幼少期から続く貧しい暮らしから抜け出そうと
必死にもがく女子。
ネイルサロン経営者となり、一時は儲かったものの、
やはり貧困から抜け出すことはかないませんでした。
ネイルサロンを開業したけれど
中学のときから憧れていたネイルの世界に進むべく、
専門学校に行き、技術を習得しました。
実家が貧乏だったため、高校卒業後にアルバイトをして
学費を貯めました。
その後、専門学校を卒業し都内のネイルサロンで働き始めると、
メキメキと技術が向上し、社長にも一目置かれる存在に
なったのです。
新店舗の店長にも抜擢され、順調な仕事ぶりでした。
任せられた店では、私を含め3人のネイリストがいて、
売上も悪くありませんでした。
労いの意味で旅行をプレゼントされたほどです。
しかし、どんなに頑張って売上を出しても、
給料は手取りで20万円にもなりませんでした。
それで自分で開業しようと考えたのです。
都内は家賃が高いので、さいたま市にある大宮駅の近くに
店を構えました。
開業してすぐに売上を伸ばし、半年後には2人の
ネイリストを雇いました。
高所得者の仲間入りができると思っていましたが、
ライバル店が増えるにつれて経営は落ち込んでいくのです。
見栄っ張りの貧困女子
開業から2年が経つころには、スタッフを雇う余裕が
なくなり、1人で店を切り盛りするようになりました。
資金もほぼ無い状態になっているのですが、
贅沢な暮らしを止めることはできませんでした。
もともとブランド物の服やアクセサリーを買うことが
好きだったうえに、周りの友人たちに羨ましがられる
存在になっていたので、今さら惨めな格好を見せるわけには
いかなくなっていたのです。
「やっぱり女の経営なんてこんなものよ。」
「やるだけやったんだからもういいんじゃない。」
などと、上から目線で物を言われることだけは、
絶対に嫌でした。
後戻りできない経営者
月の利益が10万円を切っても、見栄と体裁のために
店をたたむことができなくなっていました。
持っていたブランド品を、少しずつ売却しながら
細々と経営していました。
貧乏暮らしには戻りたくないと思う一方で、
「もう消えてしまいたい。」
というのが口癖になっていました。
結局、ただ背伸びしただけだったのです。
もともと私は貧困女子だったというわけなのです。
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