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奨学金という借金地獄から抜け出せない

公開日: : コラム ,

奨学金の返済に苦しむ貧困社員

貧困家庭で育っても大学に進学したい。

そんな夢を叶えてくれるのが
奨学金制度です。

奨学金と言えば聞こえは悪くありません
が、やっていることは借金です。

その借金は数百万円となって、社会人
デビューする若者に重くのしかかります。

群馬県出身の優菜さん(27歳)は社会に
出てから、借金のない生活を知りません。

 

低所得の両親の元に生まれたために

都内のアパートにひっそり暮らしている
優菜です。

アルバイトをしながら、正社員になるため
の就職活動をしています。

就活に専念できない理由は、生活費と
奨学金の返済があるためです。

今はあまり笑わない女ですが、
高校のときまでは、笑顔の絶えない明るい
性格でした。

高校3年のとき、将来は貿易関係の仕事に
就きたいと考え、東京の大学への進学を
希望しました。

しかし、父親は中小企業勤務の低所得者
で、母は専業主婦だったので、
高校を卒業したら、地元の企業で就職する
よう言われていました。

それでもあきらめきれず、勉強だけはして
いて、記念受験の意味で明治大学を受験し
ました。

幸か不幸か、一発合格。

それでも両親は反対しましたが、
祖母の後押しがあって進学することが
出来ました。

祖母は入学金を出してくれました。
そのあとの学費、東京での生活費は
奨学金とアルバイトで何とかするよう
言われました。

一人娘の都内での一人暮らしを、両親は
快く思いませんでしたが、
自力で学費を稼ぎ、一人前になっていく
ことを条件に了解してくれました。

奨学金という名の足かせ

大学2年のときに亡くなった祖母、
そして両親の期待に応えるべく、
大学時代は頑張りました。

真面目に授業を受け、空いた時間に
アルバイトをして学費を稼ぐ。

友達と遊んだり、オシャレを楽しむ余裕は
あまりなかったし、彼氏を作るなんてこと
は現実的ではありませんでした。

大学1年の冬に、クラスの男子に告白され
たこともありましたが、お断りました。
嬉しかったのですが、気持ちに余裕が
なかったので。

そして、真面目な学生生活の甲斐あって、
中堅の貿易関連企業に入社することが
できたのです。

とても良い企業に入社できましたが、
入社間もない女子が得られる月収は
20万円足らず。

このなかから、奨学金を返済しなければ
なりません。

返済額は400万円くらいあります。

これから羽ばたこうとする新社会人には
大きすぎる足かせです。

厳しい職場と借金地獄

入社した会社は、職場環境も良く、
働きやすかったです。

しかし、上司が変わった途端、
一変しました。

厳しいノルマと、ギスギスした人間関係。
生理休暇も認めてもらえないツライ環境。

上司が変わるだけで、別世界にいるようで
した。

辞めたい

入社5年でそう思うようになりました。

しかし、奨学金の返済は300万円以上
残っています。

職場と借金で押しつぶされそうに
なりました。

その後、ストレス性の湿疹ができたり、
生理不順になり、やむなく退職することに
しました。

結婚するなら奨学金を借りていない人がいい

退職後も都内のアパートで一人暮らしをし
ていたし、借金もあったので、少ない貯蓄
や雇用保険はあっという間に使い果たし
ました。

就職活動はしていましたが、すぐには内定
をもらえそうになかったので、とりあえず
アルバイトを始めました。

月に18万円を稼ぐアルバイトと就職活動
の両立は、厳しいものがありました。

しかし、バイト先の店長との恋愛が心を
落ち着かせてくれました。

私にとって、初めての男性です。

あるとき、彼と学生アルバイトの男子が
話していました。

「結婚するなら、奨学金を借りてない
女の子がいいよね。」

借金のある女との恋愛はいいけど、
結婚は無理という話をしていたのです。

私はとても寂しい気持ちになり、
一人落ち込みましたが、奨学金を借りて
いることを正直に彼に告白しました。

「すぐに結婚するわけじゃないから」

彼からの返答です。

私の借金なら受け止めるという言葉を
ちょっとは期待していましたので、
彼への気持ちは急に冷めていきました。

それから、バイトを変えて、
生活費を稼ぎながら、借金を返済して
います。

奨学金を借りるということは、
貧困女子になるということを意味する。

と思っています。

私の明るい未来、結婚、出産は、
借金返済の後に訪れると思っています。

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