モラスハラスメントで生活苦
高橋ジョージさん、三船美佳さん夫妻の離婚裁判が報じられて以来、一躍有名になった「モラルハラスメント」という言葉。貧困女子は自分が被害者にならないために注意が必要です。
まず、モラルハラスメントをする人はどのような人なのでしょうか。自分より立場の弱い人間に精神的な苦痛を与えて満足しているような人です。モラハラ加害者は男も女もいます。今回は女性が被害者になる状況を考察していきます。
モラハラの被害を受ける女性は、すぐに反論できない気の弱い女性が多いようです。あるいは、男性から高圧的な注意を受けたときに、自分の行動を改めなければ、と深く反省しすぎる真面目な女性です。もちろん、自己の行動に反省し、過ちを繰り返さないことは大切なことですが、度が過ぎると精神的に良くありませんし、良い結果は生まれません。そして、ずっと反論できずにいると、精神的に追い込まれていくのです。
以前、取材させて頂いたシングルマザーは、まさにモラルハラスメントを受け続けた被害者でした。彼女は高校卒で、元旦那は一流大学出身のエリート。一人息子の子育ては彼女が一任されていたものの、少しでも成績が悪くなると、「どんな勉強をさせたんだ」と問い詰められるのです。そもそも教育方針が夫婦で食い違っており、旦那は息子を一流大学に進学させたいと考えていたようですが、彼女はそこまで学歴にこだわっていなかったそうです。しかし、高卒であることを指摘されると思い、自身の意見をはっきりと伝えることができませんでした。
息子さんが中学3年になる頃には、彼女はうつ状態になっていて、精神的に弱っていました。それにも関わらず、教育、家事、おかずの品数まで細かく言われ続けたそうです。そして、とうとう息子さんが父親をボコボコに殴って、「俺と母さんに近づくな」と言ったそうです。彼女が何とか旦那に頭を下げ、警察沙汰にはならなかったそうです。さらに、これ以上息子には悲しい思いをさせられないと考え、離婚を申し出て、現在は息子と一緒に生活保護を受けながら暮らしています。
彼女の場合は、息子が味方でいてくれたことが不幸中の幸いでした。
このように、『モラハラ → 離婚 → 生活苦』というコースを歩む女性が少なくありません。とはいえ、自分の意見を率直に述べられる性格にすぐになれるものでもありません。
なので、最前の策としては、味方を見つけることと、加害者から逃げることなのだと思います。
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