ケアハラが原因で貧困生活をする女性
ケアハラ被害者は家族共倒れの恐れあり
ケアハラというハラスメントが知名度を上げています。
ケアハラスメントの略で、介護休業を取得する社員に
対する嫌がらせのことです。
会社からの嫌がらせにより、貧困生活を余儀なく
されている女性がいます。
ケアハラを受けた30代女性
さいたま市在住の33歳の独身女性は、
ケアハラを受け、退職を余儀なくされました。
彼女は5年前に父親を亡くし、現在は母親と2人暮らしを
しています。
仕事はOA機器の営業で、都内の職場まで電車で
1時間かけて通勤しています。
営業成績も良く、チームリーダーとして7人の部下の
面倒を見ているキャリアウーマンです。
昨年の年収は500万円で、特に問題なく
普通の暮らしをしていました。
しかし、3ヶ月前から母親が要介護状態となり、
すぐに介護施設を探しました。
ところが、施設に空きがなく、有給休暇を使いながら、
母の面倒を見ていたのです。
休む回数も多くなり、出社しても残業もできない状況で
業務に支障をきたすと判断し、
上司に介護休業の取得をお願いしました。
その数日後、役員から呼び出しがあり、
我孫子市にある支店への転勤を命じられました。
もし我孫子支店に通勤するとなると、
通勤時間は2時間半になります。
彼女はすぐに反論しました。
「母親の介護をしなければならない状態で、
我孫子までの通勤は現実的ではありません。
そもそも、介護休業を申し出た社員に対しての
不利益な扱いは違法だし、これはケアハラです。」
すると役員は介護の話は聞いていないと言いました。
彼女はすぐに介護休業を願い出た上司に相談すると、
忙しくてまだ誰にも話していないというのです。
今まで10年以上勤めてきて、転勤の話は
一度もありませんでした。
このタイミングでの転勤は明らかにおかしいのです。
役員と上司がグルになっていて、介護休業を取らせないように
しているに違いありませんでした。
彼女は今まで会社に貢献してきた自負があり、
今回の対応に納得がいきません。
弁護士を雇い、会社と戦う意志があったのですが、
母親の面倒もみなければならず、争っている暇は
ありませんでした。
結局、自己都合による退職をすることとなり、
早朝のアルバイトをしながら、母親の介護をしています。
自身の身体は元気なのに、十分に働くこともできず、
貧困生活を送っています。
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